2拠点生活でスローライフを楽しみたいけれど、何がオススメ…?という方、手打ちうどんはいかがでしょうか。
2拠点生活の場合、2軒目では買い置きの食糧も少ないし、スローライフを楽しむのが基本です。
節約も兼ねて「作れるものは作っちゃえ!」というスタンス。
手作りだと安くて美味しい…その代表格が、うどんなのです!
この記事では、粉さえあれば作れる簡単美味しい手作りうどんの作り方をご紹介します。
自分で作ると格別!
なのに材料費は格安!
ぜひ、お試しあれ!
うどんは買うより作る方が断然お得
うどんは、乾麺より生麺の方が好きな方も多いと思います。
我が家も出来れば生麺を食べたい派。
かといって、二拠点目(山の家)では食料品の買い出しも回数が限られるし、冷蔵庫も小さいので、肉や魚、牛乳などが冷蔵庫のほとんどを占めます。
そうすると、麺類を入れるスペースまで冷蔵庫の余裕がないのが現実。
突然ですが、うどんって、自分で打ったことありますか?
実はうどんを自分で打つのって、「安い!楽しい!美味しい!」の3拍子揃い踏みなのです!
生うどんをスーパー等で買うと、1人前当たり200円程度。
これを高いと思うか安いと思うかは、人それぞれなのでしょうが、小麦粉なら1㎏で300円ぐらい。
これでうどん10人前出来ちゃうのですから、両者を比較すると、安さはダントツで手作りの勝ち、なのです。
うどんを打つのって、実は楽しい
うどんの材料は、中力粉と塩のみ。
これならさすがに二拠点目(山の家)にも置いておけます。
この2つの材料と水を混ぜてこね、寝かせれば生地の完成です。
このこねる作業、力を入れてこねればこねるほど美味しくなるのです。
そこで、楽しい踏み踏みタイム!
生地をポリ袋に二重に入れ、口をしっかり締め、足でムニムニ…とひたすら踏むのです!
お子さんがいればお手伝いをぜひお願いしましょう。
我が家は子どもがいないので(犬ならいる)、手伝いを頼むのは難しいのですが…
犬を抱えて、エクササイズがてら好きな音楽をかけて最低でも2曲分踏み踏み。
ご機嫌なステップで、うどん生地を踏みます。
この、生地を踏む作業があるとないとでは、うどんのコシが全く違います。
ぜひ、踏むのと踏まないのと両方作って試してみてください!
…と言いたいところですが、本当に美味しさが全然違うので、騙されたと思って最初から踏んでください(笑)
手打ちうどんの作り方(3人前)
【材料】(3人前)
- 中力粉 300グラム(強力粉150グラム+薄力粉150グラムで代用も可)
- 塩 10グラム
- ぬるま湯(35度~40度) 150ミリリットル
- 麺つゆ 300ミリリットル(ストレートタイプの場合)
- 薬味(ワサビやネギなど) お好みの量
【作り方】
- 塩とぬるま湯を混ぜ合わせておく
- ボウルに粉を入れ、①を数回に分けてくわえてその都度混ぜ、生地をそぼろ状にする
- 生地をまとめてポリ袋を2重にして入れ、生地を10分以上まんべんなく踏む
- 生地を丸めてラップで包み、常温で2時間程度寝かせる
- 生地を袋から取り出し、打ち粉(分量外)をして麺棒で伸ばし、お好みの太さ(1センチメートルほど)に切っていく
- たっぷりのお湯で茹で、冷水で締める(茹で時間の目安は10分程度)
- 麺つゆをつけて美味しく召し上がれ!
アレンジレシピ・浅間山麓キャベツおっきりこみ
うどんより太い麺が特徴の『おっきりこみ』、ご存知ですか?
幅広の生うどんを直接鍋に入れて具材と共に煮込んで食べる、群馬の郷土料理です。
山梨名物の『ほうとう』によく似ていますね。
この『おっきりこみ』の麺を手作りで作ると、トロトロモチモチで格別なのです!
さらに、我が家の二拠点目(山の家)は浅間山のふもと。
高原キャベツが名産品です。
今回は、おっきりこみ×キャベツで、浅間山のふもとらしいアレンジレシピをご紹介します。
【材料】(3人前)
- 中力粉 300グラム(強力粉150グラム+薄力粉150グラムで代用も可)
- ぬるま湯(35度~40度) 140ミリリットル
- 豚肉スライス 300グラム
- キャベツ 2分の1玉
- 人参 2分の1本
- お好みのきのこ 1パック
- その他お好きな野菜 適量
- だし汁 1リットル
- 麺つゆ 100ミリリットル
- 味噌 大さじ2
【作り方】
- 上で紹介した『手打ちうどんの作り方』と同様にしてうどんの生地を作る。ただし塩は入れない。
- 寝かせた生地を、打ち粉をして麺棒で伸ばし、2~3センチメートルの太さに切る。
- おっきりこみの麺以外のすべての材料を鍋に入れ、煮込む。
- おっきりこみの麺を生のまま、③の鍋に入れる。
- 10分以上煮て、全体にとろみがついたら出来上がり。温かいうちに召し上がれ!
おっきりこみは、打ち粉が付いたまま、他の具材と共に鍋に直接入れて煮込みます。
塩を入れずに打った麺なので、煮込むと、程よく溶けてトロトロ食感になるのです。
打ち粉のおかげもあって、鍋全体にも程よいとろみがつきます。
しかも、煮込んだキャベツが甘い!
寒い時期にはもってこいの絶品レシピです。
手打ちうどんの保存方法
生のうどんは茹でずに保存します。
それでも手打ちうどんは、残念ながらそのままではあまり日持ちがしません。
比較的涼しい冷暗所に置いたとしても、打ったその日に食べたほうがいいですね。
冷蔵保存の場合は、小分けにしてラップでぴっちり包み、さらにジッパー付きの袋に入れて冷蔵庫で保存。
この場合でも、数日中には食べたほうが味が落ちずに安全に食べられます。
一度にたくさん打った場合は、冷蔵保存の場合と同じように二重に包んで冷凍庫へ。
1か月程度は美味しく食べられます。
食べる時は、凍ったまま沸騰したお湯で茹でればいいので、解凍の手間もかからずに便利ですよ。
二拠点生活の我が家、二拠点目が浅間山のふもとなので、きのこや野菜が豊富!
テラスで食べる『きのこたっぷり&高原野菜色々のうどん』、これがもう最高なのです!
おわりに
究極のスローライフに手打ちうどん、いかがですか。
粉さえあれば作れるのに、こんなに美味しいなんて…と、感動すること間違いなし!
手打ちうどんは、生地をこねたり、踏んだり。
作る過程から楽しめる食事です。
食べる時だって、太さがバラバラだったり、思ったより太くて短い麺だったり…
スローライフの楽しさを実感できますよ。