愛犬がマダニに咬まれたらどうしよう…愛犬家さんは心配ですよね。
貧血や皮膚炎の原因にとどまらず、死に至る場合もあります。
かといって、外に散歩に出ないわけにはいかないし…
なので、正しく知って、正しく予防をして、正しく恐れましょう!
我が家は犬連れでの2拠点生活。
マダニの活動時期が、ちょうど2拠点目(山の家)を利用するシーズンと重なるのです。
ある日のこと。
2拠点目(山の家)で散歩中、我が家の犬がマダニに咬まれたのです!!
その時の実際の体験談をお伝えしますね。
獣医師に指示を仰いで行った対処法です!
マダニは春から秋にかけて要注意
マダニは、気温が15度を超えると活動し始めると言われています。
つまり、春から秋にかけて要注意。
潜伏場所は公園やあぜ道、山の中など…広範囲にわたっており、つまり草むらがあることろは全て危険!
かといって、愛犬を一歩も外に出さないなんて無理ですよね。
そこで、マダニを避けるのではなく、マダニが付いてしまっても被害がないように対応することが重要になります。
マダニの栄養源は動物の血液。
多量に吸血されることで犬が貧血をおこす恐れがあります。
さらに怖いのが、吸血する際にマダニが出す唾液。
これに含まれる病原菌が感染症を引き起こしてしまうのです。
そこで何より大切なのが、ダニ予防!
定期的なダニ駆除薬の服用が重要になります。
きちんと服薬していれば、万が一マダニが付着しても、死んでしまうそうです。
そうなったら勝手に落ちるか、手で払う程度で簡単に取れるとのこと。
我が家の犬の“鴨”は、獣医師と相談の上で、4月から10月までノミ・ダニ駆除の薬を服用しています。
毎年きちんとスケジュールを守って服薬し、愛犬を病気から守ってあげたいですね!
登山を終えたら、犬の目にマダニが!
2拠点目(山の家)で過ごす時期の我が家の趣味は、登山。
といっても、我が家の犬はサイズが超小型犬なので、超小型犬でも負担にならない程度の小山ハイキングです。
いつも登山を終えると、犬の体をきれいに拭きながら、ダニなどがついていないか一通りチェックするのですが…
ある日、下山した犬の目に、何やら黒いものがひと粒。
まさか、マダニ!?
位置は、目の下のアイライン上。
ギリギリ目のふちの粘膜部分…
じっと目を凝らして見てみると、黒い粒に手足のようなものも見えました。
マダニ初心者である私は、大慌て!
夫は小さい頃、庭で犬を飼っていて、その犬の耳にマダニが付いているのを見たことがあるそうで…
血を吸ってみるみる膨らみ、ピアスのようになったとか!!
でも、犬の目についた黒い粒は、膨らむ様子はありません。
しかも、動きもしない。
ただ、手で振り払っても残念ながら取れない…
さて、どうしたものか。
動物病院に電話して、指示を仰ぎました
その時にいた場所は、最寄りの動物病院まで20分ほどの距離だったので、まずは電話してみました。
目にマダニらしき黒い粒が付いています!
どうしたらいいですか?
病院に連れて行った方がいいですか?
動きもしないし、吸血している様子はありませんが、払っただけでは取れません!
すると病院側は、親切に対応を教えてくれました。
おそらくマダニですね。
粘膜のような柔らかい部分につきやすいです。
引っ張って取れるようなら、自分で取り除いていいです。
その後、様子を見て問題なければ、来院しなくても平気ですよ。
とのこと。
え!?自分で取っていいんですか!?
ただし、あごが残ってしまったら連れてきてください。
取れなかった場合も、連れて来てもらえば大丈夫です。
ということで…犬の目のふちギリギリなので気を付けながら、マダニらしきものを引っ張ってみることにしました。
無事、マダニの取り除きに成功!
犬が動かない置物なら話は早いのですが。
犬だって、目なんて触られるのは嫌なもの、じっとしていてくれないのです。
かといって、マダニを嫌がっている様子はなし。
痛くもかゆくもないのですかね。
で、夫がなんとか犬を押さえ…
私が目の中に指を入れないように気を付けてマダニをつまみ…
引っ張るも、取れない!
どれぐらいの力で引っぱったらいいかも分からないし、胴体が途中でちぎれたり、あごが残ったりしても嫌だし…
少しずつ力加減を強くしながら、何度も引っ張り…
最後には引きはがしました!やりました!!
あごが残った形跡は特になく。
というか、マダニはおそらく死んでいる。
だから、膨らんだり動いたりする様子がなかったのだと思われます。
ノミ・ダニ駆除薬を服用している犬の血液を吸ったからかな?
てんやわんやの末、無事に自力でのマダニ駆除に成功したのでした。
いや~、ノミ・ダニ駆除薬が効いていたおかげだと思います!
飲んでいて良かった!
おわりに
愛犬がマダニに咬まれた時の対処法、いかがでしたか。
動物病院にすぐ行けない場合の応急措置として、参考にしてもらえれば嬉しいです。
ただし、動物病院に行ける場合は行った方が間違いないです。
かならず獣医師の指示は仰いでくださいね。
いずれにせよ、世の中のワンちゃん達が感染症にかからず無事でありますように。