移住をすると、新しい環境に戸惑うことも多いですよね。
「郷に入っては郷に従え」と言われても、やはり最初は大変。
この記事では、私が首都圏から長野県上田市に移住して、本当に大変だったことを3つ、正直にお話します!
上田市に限らず移住を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①ゴミの分別が難しい!
上田市はゴミの分別にきびしい
私が移住した先、長野県上田市は、他の市町村の中でも、ゴミの分別がきびしい地域といえます。
そこに行政として手間とお金をかけるのはとても良いことだと思うので、賛成なのですが…
なにせ、移住前に住んでいた地域が、ゴミ袋もまだ無料で分別がゆるめの地域だったのです。
上田市に移住してみて
分別むずっ!!
と悲鳴を上げました。
上田市には【さんあ~る】というゴミ分別促進アプリがあって、そこにある「ゴミの分別帳」とにらめっこしながら、可燃・不燃・プラのゴミ袋に分けていきます。
例えば、納豆に入っている「からしの小袋」なんていうのもちゃんと分別帳にあって、「中をきれいにしてプラマーク付きプラスチックのゴミ袋へ」入れるのですが…
あの小さい袋、中まで洗うの!?
と、夫まで悲鳴を上げる始末。
例えば、ストローの袋はプラゴミだけど、ストロー自体はプラ製でも不燃ゴミ。
商品を包装しているラップはプラゴミだけど、家庭用のラップは不燃ゴミ。
他の多くの自治体は、ラップは可燃ゴミなのに…難しい…
ゴミ袋は有料で、記名が必要
ゴミ袋はもちろん有料です。
しかも上田市はなんと、ごみ袋に自治会名と自分の名前を書くシステム。
記名がないと回収してもらえません。
いやいや、それはタテマエだけで、本当はみんな名前なんて書いてないでしょう!?
だって、プライバシーが…
なんて思いながら、収集日にほかの方が出したごみ袋をこっそりチェックしてみたら…
ゴミ袋にガチで名前が書いてある!!
みんな驚かないのかしらと思い、ネットで調べたところ、出るわ、出るわ。
上田はゴミの分別が大変!
引っ越してくると戸惑うのよ…
名前書いてないと持っていってもらえないし!
という悲鳴が…
記名自体はカタカナでもローマ字でもOKらしいです。
ただ、なにせゴミの持ち主が分かってしまうのだから、分別が適当で【回収不可】のシールを貼られて残された場合、誰が出したゴミなのかバレバレ…
自動的に「ゴミ分別の衆人環視システム」が成り立っている感じですね。
移住して1か月後くらいにはだいぶ慣れました。
ただ、それまではゴミ出しのたびに
前回の我が家のゴミは回収してもらえたかな…
なんて不安になりながらゴミステーションを確認していましたよ。
可燃ゴミの袋が高い!
ゴミ袋が有料と書きましたが、可燃ゴミの袋が高いです。
小サイズで1枚あたり25円。
不燃ゴミも小サイズで1枚当たり25円なのですが、使用頻度が少ないので、こちらは許容範囲かと。
ちなみにプラゴミは小サイズで1枚あたり5円。安い!
素材や厚さが違うのかな、と思いましたが、表記上は一緒です。
袋の違いといえば、可燃ゴミが半透明で、プラゴミは透明なことぐらい。
使うときに分かりやすいように、表示の文字色が【可燃ゴミ→青、プラゴミ→緑、不燃ゴミ→赤】と分かれています。
生ゴミ乾燥機を購入!これが大正解!
可燃ゴミの袋が高い…私はこう考えました。
上田市は可燃ゴミの量を減らしたいのかな?
それならゴミを出す側としても、可燃ゴミの量を減らしたいところ。
そこで我が家では、自宅に生ゴミ乾燥機を購入!
ポイントなどを駆使して、これをおよそ5万円(2022年8月時点)で購入したのですが…実は実質1万円。
今では快適な生ゴミライフを過ごしております。
どういうカラクリかって?
自治体の補助金を活用したのです!
詳細は下の記事で紹介していますので、参考にしてくださいね。
②病院探し、薬がなくなりそうで焦った!
引越し前ギリギリに薬を処方
持病の薬が移住先でも途切れることなく処方してもらえるか、これは大きな問題です。
風邪薬ならどこの内科でもすぐ処方してもらえますよね。
ただ、私の夫は精神科に通っているので、病院を替えても治療がスムーズにいくかとか、同じ薬が引き続き処方してもらえるかなど、心配は尽きませんでした。
そのため、移住前ギリギリの時期に、引っ越すことを主治医に相談して、多めに薬を処方してもらいました。
(といっても処方には限界があるので、我が家の場合は2か月分でした)
さらに、新しい病院になってもこれまでの治療が引き継げるよう、『診療情報提供書』を作成してもらいました。
移住先の病院の予約が取れない!
さて、いざ移住先で新しい病院探しです。
とか言いながら、引っ越してすぐは薬もあったので、荷物の片づけなどに追われて放置していました。
今思うと、それがいけなかった…
引っ越して1か月後、自宅近くの大きい病院に予約の問い合わせをしたら…
予約が取れるのは早くて3か月後です
と言われてしまったのです!!
大変!
薬が2か月分足りなくなってしまう!!
焦った私は、移住前の主治医に電話して、以前の薬で処方せんを書いて送ってもらえるよう頼むことにしました。
以前の主治医に薬の処方を依頼
移住前に通っていた病院に電話し、以前と同じ薬の処方せんだけもらえないかとお願いしてみました。
すると、
保険証が手元にないと、ダメですね。
遠くだと払い戻しができないので…
と言われてしまいました。
確かに、新しい保険証が、まだ手元にない!
夫の保険証は、私の被扶養者として作られるので、組合員本人(私)の保険証より交付が遅いのです。
移住して1か月半後、さすがに残りの薬の数が頼りなくなったので、上司に相談して「健康保険被保険者資格証明書」を発行してもらいました。
で、それを以前の病院にFAXして処方せんを作成してもらい、請求書と一緒に郵送で送ってもらいました。
で、急いで近所の調剤薬局へかけこみました。
残りの薬、1週間足らず。
なんとか薬を途切れさせることなく、新たに2か月分をゲットです…
正直、少し焦りました。
持病の薬、継続して飲んでいる薬がある方は、移住先での手配は早めがいいですよ!
③秋の花粉症が再発!しかも過去一キツイ
イネ科の花粉症が辛かった…
私が移住したのは夏の終わり。
上田市内のいたるところに田んぼがあり、稲穂が実って揺れている時期でした。
窓から入る風がとにかく気持ちよくて、首都圏のむっとした空気との違いを日々エンジョイしていたのです。
すると、数日後から花粉症の症状が現れたのです。
しかもヒドイ!
過去一ツライ!
移住前はほぼなかった症状です。
ちなみに秋の花粉症の特徴は、花粉の粒の大きさが小さいので奥まで入り込むということ。
目、喉の奥、鼻の奥など、あらゆる粘膜がかゆい!という耐え難い症状でした。
目がかゆくて眠れなくて、保冷剤を目に当ててごまかしながらなんとか寝付く、という日々が1か月近く続きました。
気持ち良い秋晴れの日に、窓は締め切り。
外の空気は快適なのに、室内は暑くてエアコンつけっぱなし。
残念な9月を過ごしました。
1か月半後、症状緩和へ
症状が落ち着いたのは10月に入る頃。
稲刈りが終わる頃です。
そのころには空気が冷たくなってきて、あまり窓を開けない気候に変わっていました。
これから毎年、春だけでなく秋もつらい症状に悩まされるのかしら…
春は花粉、夏は暑い、秋は花粉、冬は寒い。
想定外の事態に、一年中窓を閉めっぱなしは嫌だなぁ、と先が思いやられるのでした。
おわりに
移住先では、想定外の困難はつきものです。
あらかじめ知っておくことで、対策できるものもあります。
つらいことばかりに遭遇して、移住を後悔しないように、先回りして準備・覚悟をしておくといいですよ!