2拠点目が古い物件の場合、修繕にお金がかかるのでは…?
2拠点生活を検討中で、そんな心配をお持ちの方もいるかもしれません。
たしかに、いくら安くDIYで修繕していても、電気やガスの関係など、素人には直せないところもあります。
我が家の2拠点目(山の家)は、築40年の古いログハウス。
DIYで何とかなる部分は何とか直して使いつつ、どうしても自分たちの手に負えない部分はプロにお願いして修繕しながら使っています。
この記事では、2拠点生活を送るうえで必要な出費、主にここ10年で2拠点目(山の家)の修繕にかかったお金を紹介します。
もちろんこれは家によって様々でしょうが、我が家の例を参考にして、修繕費などの準備に役立ててください!
持ち家の修繕費は額が大きいの
2拠点目の修繕や維持管理にかかるお金、これは持ち家なら避けられない出費ですよね。
我が家は、生活の拠点(街の家)が賃貸アパートなので、故障や不具合は管理会社に連絡するだけ。
2拠点目(山の家)だけ修繕費をぜんぶ自分で負担することになります。
これが痛いのです…直す場所によっては、金額が大きい!
我が家の2拠点目(山の家)は、夫とほぼ同じ年齢、築40年以上なので、あちこちガタが来るのです。
屋根の塗り直しに55万円も!
数年前、2拠点目(山の家)の屋根の塗り直しで55万円かかりました。
今まで定期的に塗り直しをしていれば、1回あたりにかかるお金はもう少し安いかもしれません。
屋根がサビだらけだよ!
早く塗り直さないと雨漏りするよ!
と、何年も前から、管理してもらっている人に言われていたのですが、出費の大きさになかなか決断できず…築40年以上で初めて塗り直す、という体たらく!
そのせいで、色々な費用がプラスでかかってしまいました。
55万円の内訳はこちら。
《屋根の塗り直しにかかった費用の内訳》
- さび落とし 45,000円
- 高圧洗浄 30,000円
- さび止め1回塗り・塗装2回塗り 220,000円
- 屋根上枝切り片付け 15,000円
- 足場かけ外し 200,000円
- 消費税 50,000円
ボイラー交換は急な高額の出費!我が家は今でも壊れたまま…
実は我が家の山の家、ボイラーが壊れていてお湯が出ません…。
壊れたままで直していないので正確な費用は不明ですが、もし交換するとなったら、どうやら数十万円かかりそうです。
お湯が出なくなって3年…もう少しこのままでも頑張れるかな。
水は出るので、洗面もトイレも料理も問題ないです。
何なら冷たささえ我慢すれば、食器洗いにも差し支えないです。
ガスコンロはあるので、お湯を沸かすことは出来ますしね。
(水道からは出ないので使い勝手は悪いですが、お湯は手に入る訳です)
でも、日ごろから修繕費用の積み立てが必要だな…なんて思います。
ボイラーは、ある日突然お湯が出なくなって故障が発覚するので、急に何十万ものお金が必要になる訳です!
無理!!
節約ポイント!テラスや外壁は自力で塗り直しが可能!
テラスや外壁など、風雨にさらされるところは、定期的に塗り直しが必要。
ただ、出費は最小限に抑えたいので、自分たちが届くところは自分たちで塗り直します。
ということで、必要な予算は塗料代ぐらい。
ホームセンターに行けば、塗る場所に合った塗料がたくさん売っています。
カラーも豊富にそろっているので、塗料を探しに行く時は、塗りたい場所の写真を撮っていくと、色を決める参考になりますよ!
初めて塗り直しをする時だけは、ハケや塗料を入れる容器を買わなければなりませんが、1回買ってしまえば次回も使えます。
我が家は、外壁は10年に1回ぐらいのサイクルで塗り直しているかな。
テラスは、5年に1回ぐらいのサイクルで、2度塗り、または3度塗りをしています。
テラスの外側は雨に濡れやすいし、メンテナンスしないと壊れてしまうので、定期的な塗り直しが必要です。
しかも、山の家の広いテラスは、雨で犬の散歩に行けない日に犬が走り回ったり、知人を誘ってBBQしたりするので、キレイを保ちたいところですよね。
これも業者に依頼すれば数万円から数十万円かかるところですが、自力で頑張れば数千円で塗り直しできます。
こうやってDIYで2拠点目をメンテナンスしていくと、手間はかかりますが楽しく安く2拠点目を維持できますよ!
庭掃除・枯草撤去は15,000円というお手頃価格。庭がバツグンにきれいに!
庭の枯草撤去も、本来は毎年必要な作業です。
2拠点目(山の家)は雑木林の中にあるので、冬になると、庭は毎年、落ち葉で埋もれます。
放火の恐れなども考えると、毎年掃除した方がいいらしいです。
ちなみに、庭掃除を業者に頼むと、我が家が利用しているところの料金は15,000円。
この広さの庭をキレイにしてもらえて、山のような枯れ草も処分してもらえて、見た目がバツグンに良くなって、たった15,000円!
激安なのです!
そして、そして…これを依頼した年は、庭の眺めがものすごく良くなります。
この庭を見ながらの食事が、どれだけ美しいか…
晴れた日、木漏れ日が庭をおおう苔にあたってキラキラして…
さらに雨の日でも、濡れた緑が色濃く窓一面を埋め尽くして…
といいつつ、こちらもなかなか余裕がなく、できる年は自力でやります。
さすがに業者ほどキレイにはなりませんが、やらないよりはマシ。
残念なことに、庭をおおい尽くす落ち葉にやる気が出ず、落ち葉だらけの庭を眺めるばかりの年もあります。
落ち葉がない方が、苔がきれいに育つんですけどね。
我が家の山の家がある地域は、指定のゴミ袋があります。
なので、ものすごい量の枯れ葉や枝、雑草を捨てるのはそれなりに袋代もかかるんですよね…
おっと、これは言い訳ですね。
昨年サボったから、今年は頑張ろうかな。
トイレの水漏れも自力で修理!何十万円もの節約に成功!
トイレの水漏れを自分で直した時もありました。
2拠点目(山の家)のトイレは簡易水洗トイレといって、少なめの水で流すタイプの水洗トイレ。
どうやら、水を溜めるタンクにひびが入ったらしく、タンクの下が濡れるようになってしまったのです。
最初は、水漏れしている位置の下にボールを置いて、水が溜まったら捨てて…を繰り返して、しのいでいました。
それでも床が濡れてカビが生えてしまうので、溜まった水を捨てては床をふく、の繰り返し。
さすがにどうにかしないと、床が腐って抜けてしまったら困るということになり、自力で直してみることにしました。
タンクの中の水を完全に抜いて乾かし、セメントで内側をおおうように塗布。
で、完全に乾かす。
トイレが使えないのは困るので、生活の拠点(街の家)に帰る直前に塗って、そのまま2拠点目(山の家)を去る…そんな作戦で完全に乾燥させました。
すると、ラッキーなことに、水漏れしなくなったのです!
助かったぁ…。
ちなみに、トイレの修理なんて自分で出来ないだろうし床もおそらく直さないといけないだろうし、ということで、見積もりだけは事前にお願いしてあったのです。
その見積もり金額、トイレ本体の交換と床の交換、すべて合わせて約600,000円!!
我が家には、出せない!!
自力で直した時にかかった費用は、100均のセメント代のみなので税込110円。
60万円とは天と地ほどの差です。
いずれは、60万円かけてきちんと全部取り替えないとダメなのかな…なんて考えると恐ろしくなりますが、とりあえずの延命に成功!
ということで、簡単な修繕なら、とにかく自力で何とかする!という2拠点生活、今のところ何とかなっていますよ。
おわりに
古い家のメンテナンス、2拠点生活ではなくても、持ち家の場合は無視できない問題ですよね。
急な出費に備えつつ、直せる修理はとにかく自力で…という覚悟でいれば、わりと楽しくDIYできますよ!