味付けはいつも醤油かめんつゆ頼み…
味が濃くなってしまい、品の良い和食が作れない…そんなお悩みありませんか?
そんなときの強い味方が『白だし』なのです。
この記事では、家庭科の教員免許をもつ私の『白だし』活用術をご紹介します。
まずは白だしの使い方に慣れるところからスタート!
簡単なレシピ3品も合わせてご紹介します。
『白だし』を味方につければ、いつもの家庭料理があっという間に料亭の味に大変身なのです!
白だしって何?
白だしは、色の薄いしょうゆに出汁やみりん、塩などの調味料を加えたもの。
麺つゆのように希釈して使います。
白だしは、麺つゆのように便利で、旨みたっぷり!
でも、麺つゆと違って、色が濃くならずにオシャレに仕上がるスゴイやつ!
なのです。
こんなお悩み、ありませんか?
結局いつも、味つけが一緒…
食卓は茶色…
そんな方は、まず麺つゆを白だしに置き換えるだけでOKです!
日本人は出汁の旨みが強いと、料理を美味しいと感じる傾向があります。
しかも、複数の旨みが組み合わさることで、単独の旨みより美味しく感じるのです。
つまり、「旨みの相乗効果」ですね!
白だしってどれを選べばいいの?
先ほど述べたように、旨み成分を複数入れることが、料理を美味しくするポイント。
(かつおだしに豊富なイノシン酸と、昆布だしに豊富なグルタミン酸、など)
なので、もし普段使っているだしの素がかつおベースだとしたら、白だしはそれ以外がメインのもの、例えば「昆布白だし」や「鶏白だし」を選ぶといいですね。
ちなみに我が家が愛用しているのはこれ。
『にんべん白だしゴールド』です。
鰹節専門店なだけあって、旨みが凝縮された贅沢な味わい。
出汁の素材を通常の1.5倍使用しているそうです。
しかも鰹節だけでなく、北海道産の昆布を使っているので、これだけで複数の旨み。
つまり、これ1本でもう「旨みの相乗効果の完成」な訳です!
にもかかわらず、味はクセが強くなくて、どんな料理にも使いやすいです。
実は、もっと値段の安い白だしもあるので、いろいろ試してみたのです。
でも…
他の白だしは、しょっぱさが口に残るのです。
この『にんべん白だしゴールド』だけは、余韻まで旨みでした!
しかも、化学調味料も無添加、本醸造特級有機しょうゆ使用、というこだわりっぷり。
白だしデビューの方にも安心しておすすめできる白だしなのです!
家庭料理はプロじゃないので、難しいことや手間のかかることは出来ませんよね。
しかし、この白だしを入れるだけで旨みの相乗効果が生まれ、手軽にワンランクアップした味になるのです!
白だしってどう使うの?
ただのしょうゆ味や塩味にしないで「旨み味」にする、これが白だし活用術のポイントです。
いつもの料理に白だしを加えたら、しょっぱくなりそう…
そんな不安を感じたら、まずは麺つゆの半分を白だしに置き換えてみてください。
これだけで、素材の色を活かした「旨み味」の料理になります。
塩加減に慣れてきたら、しょうゆや塩の代わりに白だしを使ったり、和食以外にも隠し味で旨みをプラスするのに使えます。
使い慣れてくると、しょっぱさのバランスが分かるようになると思いますよ。
和食に使うことが多いと思われがちですが、私は洋食でも中華でも、塩分を加える代わりに使います。
いつものカレーにだって、白だしを少しプラス。
中華の炒め物でもOK!
トマト味のパスタでもOK、です!
白だし活用術!簡単レシピ3選
塩辛くならないのに味しみしみ!味付け玉子
材料(6個分)
- ゆで卵…6個
- 麺つゆ…50ml(3倍希釈用)
- 白だし(にんべん白だしゴールド)…50ml
- 水…300ml
- 沸騰したお湯に卵を入れ、8分茹でる
- 茹で卵の皮をむく
- 保存容器に麺つゆ、白だし、水を入れ、②を加える
- 冷蔵庫で1日以上つけておく
ポイント
3倍希釈の麺つゆと白だしを使った場合のレシピです。
麺つゆの半量を白だしに置き換えることで、複数の旨みが加わり、より美味しい味玉になります。
希釈割合を商品の通りにすれば、数日つけておいても美味しいですよ。
ぜひ、半熟の味玉にして、とろーり濃厚な黄身を味わってください!
味が一発で決まる!ゴーヤチャンプルー
材料(4人分)
- ゴーヤ…1本
- もやし…1袋
- 豆腐…半丁(水切りをしておく)
- エリンギ…1パック
- 豚もも肉薄切り…250g
- 卵…1個
- サラダ油…大さじ1
☆調味料
- 顆粒だしの素…小さじ2
- 白だし(にんべん白だしゴールド)…大さじ1
- かつおぶし…1パック(3g程度)
- 塩…少々
- ゴーヤを縦半分に切り、種とわたを取る
- ゴーヤを1cm程度の薄切りにする
- もやしをさっと湯通しする
- 豚もも肉を一口大に切り、さっと湯通しする
- 鍋に油を敷いてゴーヤと一口大にカットした豆腐とエリンギを炒め、火が通ったらもやしを加える
- 湯通しした豚肉も加えて炒め合わせる
- すべてに火が通ったら、卵を割り入れてひと混ぜする
- ☆の調味料を加えて全体を混ぜたら完成
ポイント
塩味の炒め物、ゴーヤチャンプルー。
もやしや豆腐を入れると水っぽくなるので、どうしても味がぼやけがち。
なので、もやしは先に湯通しし、豆腐はしっかり水切りしておきましょう。
豚肉も湯通ししておくと、炒め過ぎを防げるので、固くならずに美味しく仕上がります。
味付けは白だしにお任せ!
塩加減が案外難しいシンプルな炒め物こそ、一発で美味しく仕上がります。
シンプルだからこそ旨み勝負!ビシソワーズ
作り方(2~3人前)
- 玉ねぎ…半個
- じゃがいも…中3個
- バター…大さじ1
- 牛乳…300ml
- 水…100ml
- 白だし(にんべん白だしゴールド)…大さじ1
- 固形コンソメ…2個
- 塩こしょう…適宜
- 玉ねぎとじゃがいもをスライスし、バターで炒める
- 火が通ったら、白だしと固形コンソメと水を加え、玉ねぎとじゃがいもが柔らかくなるまで煮る
- ハンドブレンダーでなめらかになるまで撹拌する
- 牛乳を加えて沸騰直前まで温め、塩こしょうで味を整えて完成
ポイント
真っ白でシンプルなスープは、色も味も大事!
このスープをワンランクアップさせる旨みこそ、白だしがおすすめです。
たとえ洋食でも、日本人に舌なじみの良い出汁の旨みが加わることで、断然美味しくなりますよ!
2拠点生活にこそ『白だし』が便利
2拠点生活をしている我が家ですが、2拠点目(山の家)は週末の利用がメイン。
なので、キッチンにたくさんの調味料を常備していません。
そんな時こそ、万能調味料であり、旨みの宝庫である白だしの出番です!
白だしさえあれば、和洋中どんな料理も旨みたっぷりに仕上げてくれるので、他の調味料が最低限で済みます。
ちなみに白だし以外で2拠点目(山の家)に常備している調味料類はコチラ。
良かったら参考にしてくださいね!
・本みりん
・醤油
・米酢
・顆粒だし(和・洋・中)
・塩コショウ
・砂糖
・ハーブ塩
・七味唐辛子
・蜂蜜
おわりに
味も見た目もプロ顔負けの料理になる『白だし活用術』、いかがでしたか。
白だしを使うようになって実感するのが、醤油の出番が減ったこと。
旨みで美味しくするゴハンは、減塩にも一役買ってくれますよ!
手間もお金もかけずに、ワンランク上の味になるなんて、試してみて損はないはず!
ぜひ、作りやすい和食の煮物やうどんのつけ汁などから、試してみてくださいね。