日帰りで手軽にできる登山、今人気ですよね。
2拠点生活するなら、一番満喫すべきなのはもちろん大自然!
なのですが…
犬と一緒に登山なんて出来るの?とお思いの方、いると思います。
残念ながら、国立公園に指定されているような場所はペットの同伴禁止のところが多いです。
しかし、犬連れが特に禁止されていない山もけっこうあるのです!
実際、我が家は犬を連れて何度も日帰り登山を満喫しています。
この記事では、我が家が実際に登った山の中でも、特に犬連れ日帰り登山におすすめの山をご紹介します。
愛犬家のみなさん!
登山はワンちゃんと一緒に出来るのですよ!
しかも、2拠点生活だと、それがなおさら快適なのですよ!
我が家の犬はミニチュアダックス。体型維持がマストなのです…
我が家の犬は、ミニチュアダックス。
胴長短足の体型ゆえに、椎間板ヘルニアになりやすいと言われています。
出来れば、大事な愛犬に辛い思いはさせたくないですよね。
ヘルニアを誘発する主な原因は、何と言っても肥満!
常にかかる腰への負担が、ヘルニアを招いてしまうのです。
そうならないためには、日々の散歩が大事なのですが…
超絶ビビリ犬の我が家の犬は、街の家付近の散歩が嫌い!
なぜなら、人が多くて怖いからです。
しかも都会の散歩は住宅街、車通りもあって、自由に走れる環境なんてありません。
そんな、我が家の犬のような臆病ワンちゃんにこそおすすめなのが、プチ登山。
途中の宿泊を伴わない山、特に往復でも半日以内の山への登山は、犬の負担を考えてもちょうど良いトレーニング量です。
そして何より、ほとんど人に会わない!
たとえ登山道が1本道だとしても、都会の人の数とは違いますね。
なぜか坂道が大好きな我が家の犬は、さすがの低重心と4本足で、どんな山道もスイスイ!
楽しそうにピョンピョン前に進んでは、クルッと振り返って
ちゃんとついて来てる?
とでも言いたそうな顔。
私たち人間が犬にペースを合わせてもらっている状態なのです。
この嬉しそうな様子を見るのは、飼い主冥利に尽きますよ!
もちろん、子犬や老犬には負担になることもあるので、それぞれのワンちゃんの体力を考慮して行ってくださいね。
犬連れNGな山もあるので、入山前にチェック!
浅間山付近で一番のおすすめプチ登山は、『小浅間山』という浅間山の隣にくっついている小さな山なのですが…
ここは、ワンちゃんの入山が禁止。
「ここから滑落したらヤバいな…」と、足がすくむような登山道もところどころにあって、スリル満点!
ワンちゃん連れでない方には、ぜひおすすめしたい山です。
日帰りで気楽に登れる山なのに、本格的な登山が味わえますよ!
他にも、『湯の丸山』は、レンゲツツジの群生地となっていて、見頃の時期の登山は、それはそれは見事!
圧巻の景色です。
でも、ここも犬は入山禁止。
浅間山付近だと、群馬県と長野県の山が日帰りで行きやすいのですが、長野県の山は犬連れNGの山が多いようです。
実は、我が家は“鴨”を連れて湯の丸山に登ったことがありまして…
入山前に登山の案内の方に「犬を連れて入山してよいか」と確認して、OKをもらって登ったのですが…
頂上付近で、別の関係者の方にNGだと注意されてしまいました!
事前に観光協会などで確認するのがいいかもしれませんね。
それに比べると、群馬県内の山は犬の入山禁止といった規制が少ないように思います。
ただ、山ごとにルールがあると思うので、その都度確認してくださいね。
おすすめの犬連れプチ登山3選!
2拠点生活でのプチ登山は、山の家を起点にして日帰りでの登山です。
その日のうちに、何時間もかけて街の家まで帰ってこなくていいので、時間的にも体力的にも余裕が持てて、おすすめですよ!
今回は、浅間山付近から日帰りで行けるおすすめの山をご紹介します!
浅間隠山
中之条側から浅間山を望むと、ちょうどこの山のせいで浅間山が見えなくなることから、「浅間を隠す山」として『浅間隠山(あさまかくしやま)』という名がついた山です。
登山コースは2種類ありますが、二度上峠の途中に登山口がある「二度上口」からの入山者が多数を占めます。
登山口の近くに駐車場と簡易トイレもあるので、ここからの登山がおすすめ。
標高約1700メートルで、登頂までおよそ2時間。
下山は1時間強くらいです。
我が家も二度上口から入山しました。
我が家の犬を連れていたので、小型犬の体力に無理のない程度のペースで歩きました。
コースは分かりやすく、多少は岩場のような段差の部分もあり、そこだけは犬を抱っこして通過。
全体的に危険も少なくて、歩きやすいコースです。
もちろん我が家の犬にも余裕の登山道でした。
入山開始から間もなく、下山途中の団体とすれ違ったのですが…
その団体の先頭はなんと、チワワ!
聞くと、そのチワワも無事に登頂して下山してきたとか!
いやぁ~このサイズの犬が往復できるなら、たいがいの健康な人間と犬は平気だと思います!
村上山
『休暇村 嬬恋・鹿沢』の裏手に登山口がある『村上山』。
日帰りで犬連れ登山に行った山の中でも、最も登山道が整備されていて歩きやすい山でした。
山頂まで約1時間という小さな山ですが、景色の変化もあって飽きずに登れるし、大きな段差もなく、我が家の犬にも余裕の登山道。
標高約1700メートルで、ところどころ看板もあって分かりやすかったです。
山頂は広くはありませんが、遠くには四阿山や浅間山が見え、眼下にはキャベツ畑が広がっていて、爽やかな景色でした。
下山後のお楽しみは、もちろん日帰り温泉!
『休暇村 嬬恋・鹿沢』で汗を流してからゆっくり帰宅です。
桟敷山・小桟敷山
標高約1900メートルの『桟敷山』と、隣接している『小桟敷山』。
それぞれ単独での登山も可能ですが、登山道の途中で分岐していて、両方の頂上をはしごできるような登山道があります。
せっかく片方に登ったのだから、ついでにもう一方も…と思う方が多いのか、「桟敷・小桟敷」とセットで登山する方が多いようです。
実は、我が家はここが一番のお気に入り!
桟敷山から小桟敷山に向かう途中の登山道、桟敷山の裏側?とでも言いましょうか…
その景色が、まるで太古から変わらぬ山の神々が住んでいそうな、例えるならジブリの映画の世界のような、現実離れした世界なのです!
映画の中のような、不思議な世界…木霊が現れそうな、そんな雰囲気の世界です。
なんとも言葉で説明しづらいのが残念ですが、ぜひ一度、行ってみてください!
さらに、小桟敷山から下りてきたあたりに、かわいらしいお花畑が広がっています。
なんとそのお花畑、アサギマダラという珍しい蝶の避暑地になっているのです!
これもまた素敵なのですよ。
アサギマダラが見られる時期は7月下旬から8月下旬だけなので、このタイミングに合わせての登山がおすすめです。
美しい羽を広げた姿を間近で見ることが出来て、感動しますよ!
おわりに
犬連れプチ登山のご紹介、いかがでしたか。
ご自身が行ける地域に犬連れで登れる山があるかどうか知りたい時は、『〇〇(地方の名前)、登山、犬』などと入力して検索してみてください。
本格的な登山は無理…そんな場合でも大丈夫。
数時間で往復できる山って、結構あるのです。
愛犬家さんが登山日記を紹介してくれているブログも色々ありますので、実際に犬と一緒に登山した時の様子がわかって参考になりますよ。