コロナ禍によって、慌ただしい日常に急ブレーキが掛けられた今、「人生このままでいいの?」と思った方も多いのではないでしょうか。
もっと無理しないで生きたい…
もっと家族を大切にしたい…
そんな思いを抱いたら、【2拠点生活】を選択肢の一つに加えてみませんか。
我が家は2拠点生活18年目。
経済的に決して豊かではない我が家がこれだけ長く2拠点生活を続けているのは、そこにかけがえのない豊かさがあるからです。
この記事を通して、さらにこのブログを通して、2拠点生活から得られる幸せを感じ取ってもらえたら嬉しいです。
あなたも、我が家の仲間【デュアラー】になりませんか。
2拠点生活とは
厳密な定義はなさそうですが、たまに別荘を利用する程度の使い方ではなく、ある程度の日数、例えば年間60日以上は滞在する、などの生活を指します。
リモートワークやワーケーションの増加に比例して、近年は、30代や40代の「家族連れ2拠点生活」が注目されていますね。
近年は、沖縄や北海道などの遠隔のリゾート地に2拠点目を持つというより、数時間で行ける範囲で、避暑地や自然豊かな土地に2拠点目を持つ、という場合が多い傾向に。
我が家も、2拠点目は片道3時間の自然豊かな避暑地です!
我が家の生活の主な拠点も、実は田舎です。
田舎といっても、長野県上田市。
生活には何の不自由もない、比較的便利な「田舎の都会」です。
そして2拠点目が、日常生活を送るには不便ですが、余暇を過ごすには最高に快適な山の中。
自宅から車で約1時間の浅間のふもとに『山の家』はあります。
ここでは主に、春から秋の週末を過ごします。
往復の手間を考えると1泊2日ではもったいないので、金曜や月曜に有給休暇を取得したり、祝日とうまくつないだりして、大概4~5日程度の滞在、年間60日~70日利用しています。
国は2021年に『全国二地域居住等促進協議会』を設立!
国土交通省は2021年3月9日に、 『全国二地域居住等促進協議会』 を設立しました。
ここでは、二地域居住とは「主な生活拠点とは別の特定の地域に生活拠点(ホテル等も含む。)を設ける暮らし方」としています。
さらに、二地域居住の意義を、以下のように述べています。
地域での社会参画・協働、ふるさと回帰等、多様なライフスタイルに応えるものです。いわば人生を2倍楽しむ豊かな暮らし方といえます。
社会的な意義としては、人の流れを生むとともに、東京一極集中の是正はもちろん、地域活性化、地方創生、関係人口の拡大に資することが挙げられます。移住につながる場合もあります。
全国二地域居住等促進協議会 事務局ホームページより
https://www.mlit.go.jp/2chiiki/
国としても、人々が2拠点生活を営むことのメリットは大きく、国と国民がwin-winだからこそ、二拠点生活を普及・促進していきたいと考えている訳ですね。
地方自治体も2拠点生活に力を入れ始めた!
国土交通省内に設立された 『全国二地域居住等促進協議会』には、令和5年2月1日現在で665の地方自治体が会員登録をしています。
つまり、それだけ多くの地方の自治体が二拠点生活に注目しているということ!
ホームページの会員一覧(都道府県別)にはそのすべての地方自治体が紹介されており、しかも、その自治体で行っている移住や二拠点生活促進の情報ページにリンクされています。
例えばその土地の魅力を紹介するページだったり、空き家情報のページだったりしますので、
あれこれとインターネットを探しまわらなくても、簡単に日本中の支援制度や空き家情報をチェックすることが出来ますよ!
2拠点生活、どんな人に向いている?
我が家は現在、【40代の夫婦+犬1匹】という家族構成ですが、20代後半から2拠点生活を送っています。
(当時はまだ犬はいませんでした)
もともと夫は普通のサラリーマン。
夫は今、無職ですが、私のパート公務員の仕事が平日にあるので、それ以外の日に2拠点目(山の家)を利用しています。
休みが比較的取りやすい職場、夏休みなどで長期休暇が取りやすい職場なら、サラリーマンでも問題なく2拠点生活が送れますよ!
最近はリモートワークやワーケーションの普及で、サラリーマンこそ2拠点生活が向いているかもしれません。
介護や保育など、リモートワークが難しいエッセンシャルワーカーの場合は、夜勤掛けの休日や有給休暇を上手く組み合わせれば十分可能だと思います。
でも結局は、2拠点生活ができるかどうかではなく、やりたいかどうか、です!
これを言ってしまうと、元も子もないのですが…
時間は作るものかなぁ、と2拠点生活をしていると感じます。
山の家に行きたいから、平日の仕事を頑張る!
山の家で過ごしたいから、日々のやりくりを頑張る!
私にはこれが、毎日を頑張る理由です。
2拠点生活、実際やってみてどう?
私は2拠点生活歴18年。
今では、
あと3日仕事をしたら山の家に行ける~!
というのが、私の仕事のモチベーション。
さらに、ウツで無職で引きこもり中の夫は、普段は元気がなくても、2拠点目(山の家)に来ると、気分が良さそうです。
山の家ではDIYをしたり、元気に犬の散歩に行けたりします。
夫のメンタルヘルスにとって欠かせない環境だと思うのです。
さらに、うちのビビリで散歩嫌いな我が家の犬も、山での散歩は本当に生き生き走ります!
そりゃあ犬ですもの、散歩が嫌いな訳ではなくて、散歩で人に会うのが怖いだけなのです。
本当は、広大な草原を走り回るのが大好きなのです!
そう考えると、2拠点生活は、我が家の生活の要だし、元気の源になっていると思います。
他に、山の家で過ごしていて感じるのが、犬の散歩をよく見かけるということ。
広い草原で思いっきり走って過ごせる環境、ワンちゃんの為に2拠点生活を選択するのもありだな~なんて感じています。
冬に向かって気温が下がってくると、夕方にはシャッターを下ろす家が増えます。
民家から漏れる明かりも少なくなり、日が沈めばそこは静寂の世界。
聞こえるのは、葉が揺れる音と自分の呼吸の音。
ふと見上げた時に、まるで降ってくるかのような満天の星空に、涙が出そうになったことがあります。
大切な時間をどこで誰とどう過ごす?
そんなことを考える時、【2拠点生活】を人生を変える選択肢の一つに加えてみてはいかがですか。
2拠点生活、マイナスな点は?
2拠点生活を送れば、人生すべてパーフェクト!とはいかないですよね。
もちろん、マイナスな点もあります。
私が日々のやりくりで最も実感するのは、やはり『2拠点生活には、少し余分にお金がかかる』こと。
それでも、うちの家族にはプラスの面の方が圧倒的に大きいので、やめるつもりはありませんけれどね。
あと、もう一つ挙げるとすると、片道3時間の道中が、面倒になる時はあります。
雨かぁ…
荷物を運ぶの濡れるし、運転しづらいし…
とか。
それでも、山の家に着いてしまえば最高の休日が待っているので、結局は行くのです!
おわりに
豊かな環境を家族と分かち合える幸せ…それが2拠点生活の魅力かな、と感じています。
我が家が日々実感している2拠点生活の魅力、お伝えできたでしょうか。
国や地方自治体も注目している2拠点生活、今後ますます広がっていきそうです。
大切な家族と充実した時間を過ごせる暮らし。
2拠点生活ってどう思う?
そんな風に家族に切り出してみてはいかがですか。