新しいワンちゃんを家族に迎えたとき、ワンちゃんがゴハンを食べてくれなかったら正直焦りますよね?
我が家の犬は、子犬の頃、食が細くて苦労しました…
生後4か月でブリーダーから購入したミニチュアダックス。
小食だなんて、ブリーダーの情報には一切なかったのです。
与えているカリカリは、ブリーダーから譲ってもらったもの。食べ慣れているものです。
そんな時に、我が家を救ってくれたのは、調べまくって探し当てた『スタミノール』でした。
犬がゴハンを食べない…食欲不振の原因は?
我が家の犬は、今でこそお腹がすいたら催促するほどの食いしん坊になりましたが、子犬のころは、それはそれは食が細くて…
というか、ほとんど食べてくれなくて…
こればっかりは、しつけでどうにかなる訳もなく…とにかく心配しました。
犬の飼育の本には「餌を出しっぱなしにしない」と書いてありますが、そもそも一日中出しておいても全く食べず。
お腹がすけば食べるだろう、と思ってしばらくは放っておきましたが、さすがに3日も食べないと、発育に影響が出そうです。
子犬の食欲不振の原因は、
- 新しい環境に馴染めず緊張している
- ドッグフードが気に入らない
- ドッグフードが食べづらい
- 食器や食べる場所が怖い
- 人の手やスプーンから食べたい
- 食べる場所が落ち着かない
- 疲れすぎた
- 食べ物が出しっぱなしになっている
- 先天的な病気がある
- 感染症にかかっている
- 熱中症にかかっている
- 誤飲をしてしまった
などが考えられます。
まずはこれらの可能性を考えてみると良さそうです。
『スタミノール』って何?
我が家の犬が子犬の頃に与えていたドッグフードは、ブリーダーが与えていたものと同じ。
離乳食の時から食べ慣れたものです。
食欲不振の原因はドッグフードのせいではなさそうでした。
ブリーダーから説明を受けた限りでは、先天的な病気や感染症もなさそう。
我が家に慣れるまで、ある程度仕方がないとしても…
栄養不足にしたくはなかったので、ドッグフードに何かちょい足しして、少しでも食べてもらえる工夫をすることにしました。
インターネットで「犬 えさ 食べない」などと、とにかく調べ…
体験談を探したり、口コミを読み漁ったり。
で、その結果たどり着いたのが、『スタミノール』というチューブだったのです!
この『スタミノール』という商品、小麦胚芽油が主原料の栄養補助食品です。
【原材料】小麦胚芽油、砂糖、植物油脂、粉末状大豆たん白、L-カルニチン、保存料(デヒドロ酢酸Na、パラオキシ安息香酸)、ビタミン類(A、D3、E)
食欲不振や栄養不足のときに、ドッグフードや水に混ぜて与えることで、栄養補給や食いつき向上に役立つとのこと。
油、糖、たんぱく質などの5大栄養素やビタミン類を豊富に含んでいるので、体力や免疫力の低下を防ぐことができます。
また、毛なみや毛ヅヤに効果的なビタミンが配合されているので、美容面にも良い影響があるそうです。
チューブから出してみると、ネチョっとした半透明のジェル状で、正直あまり美味しくはなさそう…。
練り飴に近いテクスチャーかな。
味は、舐めて見なかったので不明ですが、商品説明には「やさしい甘さ」と書いてあります。
せっかくブリーダー推奨のドッグフードを与えているのに、油が主成分のものを育ち盛りの子犬に食べさせるのはいかがなものかと、少し躊躇しましたが…
ダメもとで、少しドッグフードに混ぜて与えてみると、ようやくゴハンを食べてくれたのです。
容器のヘリにネチョッと出して、ふやかしたカリカリと混ぜる感じ。
なるべくカリカリのまわりを均一に覆うように、よく混ぜました。
すると、犬の食いつきがいいこと!
我が家は一時期、本当にこれに助けてもらいました。
ありがとう、スタミノール…
我が家の犬がすくすく育ったのは、あなたのおかげです…
商品の主成分に関してちょっと怪しんでいるような書き方をしましたが、犬がゴハンを食べてくれないことに焦っていた我が家にとっては、この『スタミノール』が本当の本当に、救世主だったんです!
『スタミノール』のおかげでゴハンを食べるようになったとはいえ、食は相変わらず細かった我が家の犬。
結局、成犬(約1歳)になる少し前までリピート買いして、ずっとお世話になりました。
スタミノールはどのくらい与える?
我が家では、大さじ1杯のカリカリに対してスタミノールをチューブから1cm出すぐらいの割合で与えていました。
ちょい足しの量の目安は、商品説明によると、
✔1日の給与量の目安 (1g=約2cm)
・愛犬の体重1~5kg・・・給与量1~3g
・愛犬の体重5~10kg・・・給与量3~5g
・愛犬の体重10~20kg・・・給与量5~10g
となっています。
水で溶いて与えれば、水分補給と同時に栄養補給もできるので、犬の体調が悪くて食欲がないとき、産前産後、高齢の犬などにも便利に使えそうです。
しつけのごほうびや薬を飲ませる時に!
我が家の犬は、生後半年で避妊手術をしたので、獣医師に
避妊手術をすると肥満になりやすいから気を付けてね
と言われていました。
なので成長期が終われば無理にたくさん食べなくてもいいだろう、と思い、『スタミノール』のちょい足しは1歳に近づくころから少しずつ減らしていった感じです。
ま、なぜかその後食いしん坊になっていったので、小食の心配より肥満の心配に変わったのですけどね。
しつけのごほうびや、薬を飲ませるときに便利!
との紹介もありました。
なるほど、我が家は薬を飲ませるのに苦労していませんが、薬を飲ませるのに毎回戦っている飼い主さんは、試してみる価値ありですね!
薬をペーストに混ぜ込んだり、ペーストを歯茎に直接塗って、薬の苦みを和らげて飲みやすくしたりして使用してください。
我が家のように2拠点生活や移住をして住環境が代わった場合、慣れるまでゴハンの量が減っちゃうワンちゃんもいるかもしれません。
そんな時は、いつものゴハンにちょっとぜいたくをして、『スタミノール』を入れてあげるのもいいかもしれませんね。
スタミノールの副作用、注意点はある?
スタミノールは、クスリではなく、食品です。
なので、一般的には副作用がないとされていますが、以下のような場合には注意が必要です。
- 生後0~2か月の幼犬や幼猫には与えないこと。
- カロリーが高いので、過剰に与えると肥満になる可能性があります。一日の目安量を守ること。
- お腹がゆるくなる子もいるようです。特に腎不全の猫には注意が必要。
スタミノールの口コミ、評判は?
我が家の犬は気に入ってくれましたが、実際の評判や口コミも気になりますよね。
今回は、【Amazon】と【楽天市場】の口コミをいくつか紹介しますので、参考にしてくださいね。
- 食欲がない時でもペロペロと喜んで舐めてくれるし、お薬を飲ませるのもこれを使うと簡単に飲ませることができます。 これはうちのワンコの必需品です。
- 犬にあげるととにかく喜びます。 大っ嫌いな錠剤タイプの薬でも、スタミノールをたっぷり付けたら喜んで食べてくれるので、一本だけでも置き薬のお供として置いておくのもいいかもしれません。
- 意外と粘度が高いため、ドッグフードなどに混ぜて使うには混ざりにくいために指で混ぜる必要があり、使いにくい。もっと粘度がさらさらなら使いやすいのにな、と何度も思いました。 マイナス面としてはそれぐらい。
- こちらの商品は、ブリーダーさんからお勧めされてフードをなかなか食べてくれない時に混ぜて使っています。必需品なので早くお届けして頂けるのは有難いです。
- 14歳半の老犬ですが、今年に入って急に自力で立てなくなり 食欲も落ち、痩せてきてしまって何か食べてくれそうな物を 探していました。姉に相談してみると、こちらを勧められました。 たいていのワンコが食べるから大丈夫、あげてみてって。 ホントよく食べてくれました。(中略)食欲が無くなってしまったワンちゃんに、体力維持の為 とにかく糖分を摂らせたいのならこちらはお勧めです。
平均の評価は、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場ともに4.5以上です。
スタミノールのラインナップは?
『スタミノール』には他のラインナップもあります。
コンドロイチン配合の「関節ケア」バージョンとか。
高齢になって食が細くなったワンちゃんには、こちらがいいと思います。
猫用もあります!
猫用には「毛玉ケア」バーションもありました。
猫ちゃんの食が細くて心配な愛猫家さんはぜひ試してみてくださいね。
スタミノールに似た商品はほかにある?
我が家が当時、インターネットで調べたときに見つかったのは『スタミノール』でしたが、似た商品が他にもあるか、調べてみました。
スタミノン:スタミノールと同じく、栄養補給や食欲増進に効果的なペーストタイプの補助食品です。犬用と猫用があります。
メルミル:スタミノールと同じく、栄養補給や食欲増進に効果的なペーストタイプの補助食品です。猫用のみで、介護期の猫に特化しています。
クロノーブペッツ:スタミノールとは異なり、乳酸菌を主成分とした腸活サプリメントです。犬用と猫用があります。
いくつかの商品を比較して検討したい場合には参考にしてくださいね。
今ではすっかりダイエットモード
そんな幼少期を経て、成犬になる頃には、普通の量のゴハンを食べるようになりました。
というか、先述したように食いしん坊になりまして…
例えば朝ごはんは、野菜どっさりと無脂肪乳少々でカリカリをカサ増ししたゴハンになりました。
獣医師と相談した犬のダイエット食はこちらに詳しく紹介しています。
参考にしてくださいね。
食事コントロールの甲斐あって、今では家族の中で唯一、順調にダイエットに成功しております。
飼い主による食事のコントロールって、やっぱりちゃんと体重減るんだなぁ…と、肥満気味の飼い主夫婦は、羨ましく思ったり、ね。
おわりに
『スタミノール』は、甘い味で指向性が高いので、ドッグフードや水に混ぜて与えると、食事に興味を持ってくれるようになります。
新しいワンちゃんを迎えたとき、もしそのワンちゃんの食が細くて心配になったら、ぜひ『スタミノール』を試してみてくださいね!